走り込まずに、速く走る!
速く走ることへの憧れ。
これは誰しもが持つ動物的本能だ。
人は速く走るために、走り込む。
走り込んでいるから、速く走ることができると思っている。
我々はそうは考えない。
速く走るカラダが、速い走りを生み出す。
走り込まずとも、速く走るためのカラダを作ればいいと考える。
速く走るために、
限られた体の資源を最大限に発揮するカラダを目指す。
走り込む練習は我々でなくても教えることができる。
だが、走り込まずに、
速く走るカラダのトレーニングは我々の役目だ。
速い走りは、正しい姿勢と正しい動きの上に成り立つ。
なぜなら、
正しい姿勢と正しい動作が人間の持つエネルギーを最大限に
地面へ伝えるからだ。
見よ。このチーターを。
あの柔軟かつ強靭なカラダから解き放たれる
素晴らしい走りを見よ。
正しい姿勢と正しい動きとは
チーターのような柔軟かつ強靭な姿勢と動作だ。
チーターは普段から走り込んでいるか?
ノーである。
チーターはたたずみながらも、
いつでも走り出すことができる臨戦態勢でいる。
のんびりしているようで
全速力で走る準備を整えているのである。
人間も同じように速く走るためのカラダ作りを
走り込まないトレーニングで行うことができる。
我々の役目はここだ。
さあ、カラダを解き放とう!