正しい姿勢のポイント
おはようございます、出戸です!
あなたの
・腰痛
・ひざの痛み
・足のしびれ
これらを改善し、痛みが再発しないようになる。
これには、あなたの姿勢が正しくなることがとても重要です。
正しい姿勢と聞くと、
・胸を張ったり
・背筋を伸ばしたり
なんとなくなく、分かっている人は多い。
実は、正しい姿勢は押さえるべきポイントが3つあります。
今日は、3つのポイントのなかで一番大切なポイントをお伝えします。
続きは動画で!
一番大切なポイントとは「骨盤」です。
骨盤の後ろ側(お尻の部分)は、前ならえの先頭のポーズをした時に左右の手を置く場所の骨「腸骨(ちょうこつ)」と真ん中の骨「仙骨(せんこつ)」の3つで構成されています。
この骨盤がほとんどの人は寝ています。
骨盤が寝ていると、骨盤の後ろ側にある腸骨と仙骨の間の関節が動かなくなり、関節がずれていきます。
そうしますと、背骨の腰の辺りの骨がずれたり、動きが悪くなったりします。
また骨盤前方にある股関節にずれが起き、動きが悪くなることによって、腰痛やひざ痛、足のしびれにつながります。
根本的にこのようなことが起きない体質にするためには、骨盤を寝ている状態から立った状態にすることが重要なのです。
では、骨盤が立った状態とはどういう状態のことを言うのでしょうか?
「寝骨盤(ねこつばん)」を「立骨盤(たてこつばん)」にするのです。
寝骨盤というのは、椅子に座ったときに骨盤が後ろに倒れている状態(または前方に倒れている状態)のことを言います。
これを地面に対して、まっすぐ立てる状態(左右のお尻の骨がしっかりと垂直に立っている状態)を立骨盤と言います。
立骨盤にすることによって、先ほどお伝えした骨盤の後ろ側の関節や背骨の関節、骨盤前方にある股関節が正しい位置になり、動きが良くなります。
もちろん、これで治らない場合は治療や施術を受けて動くようにしてから、立骨盤にしていく必要がありますよ。
ここでお伝えしたいのは、立骨盤には2種類あると言うことです。
この2つの違いを詳しく知らないと、結局、立骨盤になりきれずに寝骨盤になってしまうことがあります。
立骨盤の2つの種類とは
・骨盤を立てる
・骨盤が立つ
この2つはどう違うのでしょうか?
言葉の違いは「を」と「が」の一文字の違いですが、日本語の意味としては全く違います。
「骨盤を立てる」ということは、意識して骨盤を立てようとします。
骨盤を立てようと頑張りますので、どこかに力が入っている状態ですね。
例えば、お腹をへこませたり、背筋を伸ばしたり、胸を張ったり、肩甲骨を寄せたりして力が入っています。
一方、「骨盤が立つ」とは、骨盤を立てようとしなくても自然に骨盤が立っている状態です。
無意識の立骨盤は自然で頑張っていないので、力が抜けている状態ですね。
「骨盤を立てる」と「骨盤が立つ」は全く正反対の意味です。
一般に言われる「正しい姿勢」とはどちらかというと、「骨盤を立てる」です。
寝ている骨盤を頑張って立てようとするのが、正しい姿勢なのです。
しかし、あなたが腰痛やひざ痛、足のしびれを繰り返してしまうということは、「骨盤を立てる」ことが意識してもできないということなのです。
どういうことかと言いますと、あなたは骨盤が倒れている状態(寝骨盤)は良くないと分かっているので、頑張って骨盤を立てようとしますが、気付いたらいつの間にか寝骨盤に戻っているのではないでしょうか。
これを繰り返しているだけでは立骨盤は身に付かないのです。
その結果、骨がずれ、神経を圧迫し、筋肉に負担をかけ、痛みになってしまうのです。
自然に無意識に骨盤が立った状態にしていく必要があるのです。
もちろん、意識して骨盤を立てるのも大切ですが、これができないくらいに骨がずれてしまっている場合は「骨盤を立てる」ことをお休みしましょう。
その代わりに、頑張らなくても自然に「骨盤が立つ」状態を身につけるのが良いです。
そうしますと、頑張らなくてもできますので、腰痛やひざ痛、足のしびれがある、あなたでもできますよ。
まずは骨盤を立てることが大切ですが、「骨盤を立てる」ではなく「骨盤が立つ」状態にしていきましょう。
明日は、「骨盤が立つ」は頭では分かるけれど、身体でどうするの?という疑問にお答えします。