さすり効果を倍増するコツ
おはようございます、出戸です!
前回は、歩き方を改善する方法をお伝えしました。
・太ももの前側
・後ろ側(お尻の上)
をさすりながら歩くといいんでしたね。
今日は、さらにもう一点。
太ももをさする時に分かっていても意外とやりがちな注意点についてお話しします。
このポイントを押さえるだけでさすり効果が倍増しますよ!
つづきは動画で!
さすり効果を倍増させるポイントは、赤ちゃんをさする時のような手でさすることです。
意外とやってしまいがちなのは、ゴシゴシとさすったり、押したりしてしまうことです。
特に痛みが辛かったり、早く良くしたいという気持ちが強かったりすればするほど、つい強くやってしまいます。
これはあなただけではなく、実は私もそうなんです。
人間の本能的にそうなってしまうので、これはある意味仕方がないのですが、意識して、赤ちゃんをヨシヨシとなでるようにさすりましょう。
さすり方で何が違うかと言いますと、
ゴシゴシしたり押してしまったりすると、筋肉が押され、圧迫されてしまいます。筋肉が圧迫されると、その刺激で筋紡錘(きんぼうすい)という筋肉のセンサが働き、脳から筋肉を緊張させようという指令を出ます。
その結果、筋肉が固くなってしまうのです。
しかし、あなたが本当にしたいことは、太ももやお尻の筋肉を柔らかくすることですね。
緊張して筋肉が固くなってしまうことは良くないのです。
ですから、赤ちゃんをさするように、ヨシヨシさすることが大切となります。
ヨシヨシと優しくさすることによって、筋肉ではなく筋肉の表面にある筋膜という膜に刺激を加えることができます。
筋肉の膜に刺激が加わると、筋紡錘というセンサーが働き、脳が筋膜を緩める指令を出します。
筋膜が緩んでリラックスすると、ずれていた筋膜が正しい位置に戻ってきます。
筋膜の位置が正しくなると、筋膜の中に入っている筋肉が緩んでくるのです。
私たちは、筋肉を緩ませたいがために、ついゴシゴシとさすってしまいがちですが、そうしますと筋肉は逆に固くなってしまい、それ以上は緩まず、足を使って歩いてしまうため、せっかく体操をしているのに良くならないということになります。
それはとてももったいないですよね。
せっかく時間をかけて、頭と体力を使ってやることなので、優しくヨシヨシとさすってみてください。
そうしますと、意外と効果が出てきますよ。
これは常に私自身も気をつけていることですので、あなたも意識してみてくださいね。