筋肉がおとろえるウォーキングマシン
今日はウォーキングマシンの問題点、筋肉が衰えるということについてお伝えしたいと思います。
ウォーキングマシンを使って運動したり、歩いたりしている方は多いと思います。
実はウォーキングマシンを使って歩いていると、筋肉が鍛えられるどころか、ある大事な筋肉が衰えていくんですが、知ってましたか?
その筋肉は何かと言うと、ハムストリングスという筋肉です。
ハムストリングスは、お尻から膝の裏にかけて付いている筋肉です。
ハムストリングスには3つの筋肉があって、
半膜様筋(はんまくようきん)と、
半腱様筋(はんけんようきん)と、
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)という筋肉です。
特に最初の二つの、半膜様筋と半腱様筋が重要なんですが、この筋肉が衰えていくということです。
では、なぜウォーキングマシンで歩いていると、このハムストリングスが衰えていくかというと。
歩くということは足が前から後ろに足が動くことで体は前に進んでいくわけです。
足を前から後ろへ運んで歩けるんです。
このときに、ハムストリングスという筋肉が働きます。
要はこの筋肉が縮むんですね。
収縮して縮みます。
縮むことで足が前から後ろへと運ばれていくということです。
そうすることで、体が前に進むというメカニズムになっています。
ですから、歩くときは必ずこのハムストリングスを使っているわけです。
ですが、ウォーキングマシンは、地面が勝手に前から後ろへ動いてくれますよね。
なので、自分で前の足を後ろに運ばなくても、勝手に足が後ろに行っちゃうんですね。
そうするとどうなるか?
ハムストリングスを使わなくても足が勝手に後ろに行くことになります。
つまり、ウォーキングマシンを使って歩いていると、どんどんハムストリングスを使わなくてもいい、おかしな歩き方になってしまうんですね。
そして、日常生活、普段歩いているときも、ハムストリングスを使わない歩き方になって、ハムストリングスが鍛えられなくて、どんどん衰えていくということになってきます。
まとめると、まずあなたに知っていただきたいのは、ウォーキングマシンで歩くのと、普通の地面を歩くのは全く違うということ。
働いている筋肉も違いますし、働いている筋肉が違うってことは、歩き方も変わってきてしまうということなんです。
そうなると、私たちは歩くときに、ハムストリングスを鍛えたいのに、鍛えられない、逆効果になってしまう。
だから、歩くときはウォーキングマシンではなくて普通の地面を歩くといいです。
そうすると、ハムストリングスが次第に働くようになってきます。
ウォーキングマシンをしている人はハムストリングスが衰えるので、足がだんだん後ろに行かなくなっていきます。
だんだん前にしか振れなくなってきます。
そうすると、膝を傷めたり、歩いていると疲れたりとなってくるんですね。
これはハムストリングスが衰えて、後ろ側に行かなくなってきてると思ったほうがいいです。
だから、今日から普通の地面を歩くようにしてみてくださいね。