姿勢で読み解く平昌オリンピック その3
今日はスポーツを姿勢で読み解く第3回です。
ポイントの3つめは「脱力しているか」です。
よく実力を発揮するためには集中とリラックスのバランスが重要といわれます。
集中しすぎるとリラックスできなくなり、身体がガチガチに緊張するから良くない。
逆にリラックスしすぎても緊張感がなくなり集中できないから良くない。
だから、集中とリラックスのバランスが大事なんだ。
しかし、近年のスポーツ科学ではバランスではなく、両方高めることが重要だといわれています。
真に実力を発揮するには、高い集中力とリラックスが必要だということです。
実際、一流の選手ほどすさまじい集中と身体のリラックスを、とても高い次元で実現しています。
集中すると普通は身体が緊張します。
だけど緊張感をたもちながら身体は脱力している。
これがすさまじい集中力をもたらします。
さらに脱力している選手ほど転倒しません。
ちょっとバランスがくずれても、力がぬけているのでパッと対処できます。
緊張して力んでいる選手ほど、バランスをくずしたときに弱いです。
ここまでスポーツを姿勢で読み解く3つのポイントをお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
1.腰が立ってるか
2.前モモが抜けているか
3.脱力しているか
一流選手ほど競技以外の場面でもこの3つができています。
つまり普段の生活でできないことは、競技中もできないってことです。
あたりまえといえばあたえまえですが、見落としガチです。
姿勢からスポーツをみてわかるのは、一流選手も私たちも大事なことは同じだってことです。
3日間お届けしたメルマガの、一流選手の部分を元気な人と読みかえてもいいです。
一流選手はすっごい特別なことをしているんじゃないんですね。
あたりまえのことをあたりまえにできてることがすごいです。
いつもと違った見方でオリンピックをみると、きっと面白い発見がありますよ!