指がつって動かない時の対処法 第1回(全2回)

おはようございます、出戸です!
今日は
「指がつって動かない時の対処法」
について
お話させていただきます。
↓
ある方から
「灯油を入れていた時に
左手の中指がズキンと痛くなり、
曲げることができなくなった」
という
ご相談をいただきました。
このような指のつりや
動かしにくさでお困りの方に
対処法をお伝えします。
まず、
なぜ指がつって
動かなくなるのか、
その仕組みを
理解しましょう。
指を
曲げるためには、
手のひら側にある筋肉が
収縮する
必要があります。
この筋肉が
縮むことで、
指の関節が
折りたたまれ、
指が曲がる仕組みに
なっています。
しかし、
指の関節部分には
「腱鞘(けんしょう)」という
筋肉の通り道があります。
筋肉が
この腱鞘を
スムーズに通過できないと、
指が曲がらなくなり、
痛みが生じるのです。
なぜ
腱鞘を通過できなくなるのか?
それは筋肉が硬くなって
腫れてしまい、
通常より
太くなるためです。
筋肉が
太くなりすぎると、
腱鞘の隙間を
通れなくなり、
「カクン」と引っかかって
指が動かなくなります。
時間が経つと、
摩擦により
腱鞘を通る部分だけが
さらに太くなり、
症状が
悪化することもあります。
では、
この状態を改善するには
どうすればよいでしょうか?
簡単な対処法を
ご紹介します。
【対処法】
1. 問題のある指と反対の手の
同じ指を引っかけます。
2. 指同士を第1関節で
引っかけた状態で、
軽く外側に引っ張ります。
3. この引っ張る力は強すぎず、
弱すぎず、腕を脱力した時に
自然に引っ張られる程度が
ちょうど良いです。
4. その状態で両手を
握ったり開いたりを
繰り返しましょう。
このエクササイズにより、
関節の間が伸ばされながら
筋肉も伸び、
正常に動きやすくなります。
ただし、これはあくまでも
応急処置です。
根本的な解決のためには、
手をよくさすったり、
肩甲骨周りをゆるめたりして、
筋肉の緊張を和らげることが
大切です。
肩甲骨が
正しい位置にあると、
手の力が抜けやすくなり、
筋肉が固まりにくくなります。
もし握る動作を
繰り返しても改善しない場合は、
症状がかなり進行している
可能性があります。
その場合は、
手をなるべく
使わないようにして、
肩甲骨からアプローチする
方法を試してみてください。
正しい姿勢と
適切なケアを実践して、
筋肉の緊張を改善することで、
痛みの心配なく、
気持ちよく過ごせるようになりますよ♪
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